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タクシー運転手の思ったことをカキコしていきます。また、投資に応用できる情報もあれば掲載していきたいとおもいます。
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今回は、ベテランドライバーが無賃乗車されて、逃げられてしまった時のお話。

そもそも、タクシー運転手は、「無賃乗車」には、普段から警戒していますし、やられた場合、近くの警察署や交番に届け出る事にしており、また、犯人にしても、それほどメリットがない為、無賃乗車被害は、一般の方の想像ほど多くはありません。

また、ベテラン運転手は、これまで色々な場数をこなしてきており、注意するポイントなども心得ていますが、その点、新人運転手は接客要領を得ない為に、無賃乗車その他の被害に遭うのは多いといえます。

そんな中でも、ベテラン運転手Gは、運転手歴25年のベテランで、T交通というタクシー会社の中でも古参の方です。しかし、彼は先日若い男に無賃乗車されてしまいました。ベテラン運転手Gによると、「ちょっと油断してしまった」とのこと。そのシナリオは、

若い男性客「運転手さん、横浜桜木町まで、」

ベテランドライバー「桜木町までですか?一万三千円ほどかかりますが、大丈夫ですか?」

若い男性客「ええ、お願いします。その近くへ行ったら、また説明しますので、取りあえず桜木町方面へ行ってください。」

しばらくタクシーは走り続け、まもなく桜木町に着く手前辺りで、

若い男性客「運転手さん、俺、実は金持ってないんだわ。金は俺のダチ公に持ってきてもらうから、ちょっと携帯電話で呼ぶから、俺がこれから言う所まで、行ってもらえませんかね?」

ベテランドライバー「友達がお金持ってくるの?じゃ、その待ち合わせの地点まで行きましょう。」

若い男性客「ああ、お願いします。」

その後、片側二車線の、中央分離帯のある、ある地点で「ここにダチ公が来るから」ということで、車を左側に停めていたそうです。すると反対車線の同じ位置に一台の車に若い男二人が乗った車がやってきて、こちらに手を振ってきたそうです。

若い男性客「ああ、ダチ公が来た。反対車線に着やがった。ここ中央分離帯があるから、簡単に向こう側へ車移動するのはできないし、運転手さんちょっと待っていてくれれば、俺が横断歩道から、向こう側渡って、ダチ公から金を取って来るから、待っててくださいよ。」

と言って、横断歩道を渡って、向こうの車に乗り込みました。ところが、お金を持って戻ってくるどころか、向こうの車に乗り込むなり、そのまま走り去って行ってしましました。運転手Gはびっくりして、その車のナンバーを確認しようとしましたが、車の通行量が多く、その車のナンバーは確認できなかったそうです。

運転手Gの話「あの若い男と一緒に向こう側へお金を貰いに行けば良かったんだが、タクシーをこちらに残したままで心配だし、それにあの男の友達が実際に向こう側に来たという事もあって、油断してしまった。」との事。一緒に向こうまでお金を貰いに行けば、さすがに踏み倒されることは、なかったんでしょうけどね。

★いやー、「まさか踏み倒されないだろう」という状況の時の方が、逆にやられるのかもしれませんね。中央分離帯があるんじゃ、追っかけたくても追っかけられないですし、うまいことをやられたもんです。

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暢気なタクシー運転手。運転手やっていて色々とお客さんに教えてもらったことや、感じたことをカキコします。
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