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タクシー運転手の思ったことをカキコしていきます。また、投資に応用できる情報もあれば掲載していきたいとおもいます。
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ここ数年の規制緩和前より、タクシー運賃割引は主に二つあります。

一つは遠距離割引と、二つ目は身体障害者や知的障害者の方の為のいわゆる障害者割引(略して障割)です。遠距離割引は運賃9000円以上になった場合、このオーバー額の一割を差し引くもので、障割の方は、金額に関わらず一割引きとなります。

それで障割を受けたい方は、身体障害者手帳や知育療養手帳などの提示を運転手にしていただくと割引させて頂く事になっており、私(運ちゃん)のエリアでは知る限り、割引分は会社負担となっております。

ここ最近までは、この各種手帳を提示して頂いた上、手帳のナンバーを記録させて頂く様に会社の方から言われておりましたが、市の障害福祉課などから、「やはり障害者の方で、ナンバーをひかえられるのに抵抗がある方がいる」との理由で、殆どの会社は、運転手に「ナンバー書かなくてもいいよ。手帳を見せて貰えば割引きしてよい」との方針になりました。

ところが、ここにとんでもない運転手Sが、ナンバーを控えないのを良い事に、この制度を悪用するようになりました。どういうことかといいますと、

運転手Sがお客(健常者の普通の方)を乗せる→目的地に着き、料金を頂く→しばらくお客さんを降ろした所に留まり、お客さんが去っていってから、障割ボタンを押す

という手口で、料金の一割をくすねるようになったのです。最もお客さん自身には何も影響がありませんが、困ったのは会社です。(笑)会社は一割負担した上で、営業収入には数えてやらねばなりません。

そもそもこの手口は、タクシー運転手なら、みんな知っている事で、「あいつは、ちょろまかしているんじゃないのか?」程度の話はよくありますが、証拠がないので、問題になることは余りないのです。

しかし、運転手のSは、ずば抜けていました。

彼は夜専門の運転手(通称ナイト)をやっていて、一日の平均営業回数17~20回くらいですが、実にその九割以上の回数で、障割ボタンを押し、せっせと小遣い稼ぎをしておりました。(笑)それが何と半年にもなり、会社が気が付いた時には、横領分は何と22万円分にもなっていたというから、驚きです。

同僚運転手Uの話「一日営業して、その殆どの客がたまたま障害者の方の訳がねえだろう。北斗の拳のケンシロウなみに障割ボタン突きやがって、、、。最後にあいつは自分の秘孔まで付いて、会社を頸だ。」

「あいつは川崎まで行って一万七千円の料金を頂いた時も、しっかり障割ボタンを押して1700円浮かして弁当代にしていた。」

などなど、言われてました。

★いやー、私(運ちゃん)も一日営業していて、しかもナイト(夜専門で勤務時間9時間)よりも長い隔勤(勤務時間18~20時間)をやっているのに、一日で障害者の方をお乗せするのは一回か二回くらいしかないのに、殆ど毎回障害者の方だとして、いんちきしてしまうのには、ビックリです。

ちなみに運転手Sの会社は、営業収入の欄だけ気を配っていて、そんなに障割ボタンを押したということを気が付かなかったようです。ちなみに横領分は、返還させたそうです。

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暢気なタクシー運転手。運転手やっていて色々とお客さんに教えてもらったことや、感じたことをカキコします。
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