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タクシー運転手の思ったことをカキコしていきます。また、投資に応用できる情報もあれば掲載していきたいとおもいます。
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今回のお話は、チケットショップ業について

私(運ちゃん)は、前々から、チケットショップ業について興味を持っていましたが、先日、はからずもチケットショップ経営の方をお乗せする機会がありました。以前、「2ちゃんねる」のチケットショップの方が集まっているスレを覗いたりして、チケットショップ業は大変だとの漠然とした知識があるだけで、実際はどうなのでしょう?

お客さん「今、チケットショップ業は大変だよ。競合店も多いし、仕入れも厳しいからね。それに経費などを考えると、儲けなど微々たるもの。」

私(運ちゃん)「そうですよね。儲けといっても数パーセントくらいでしょうか?お店の経費とかもかかるでしょうし、、、何せ駅の近くでないとチケットショップ業だとやれないでしょうし、大変そうですよね。」

お客さん「そうそう、あとハイウェイカードの件や、テレホンカードの消費落ち込みなども痛いしね。携帯電話がこれほど普及してしまったんじゃ、ほとんど必要ないしね。」

私(運ちゃん)「あと有効期限のあるものとか多いですけど、ああいうものはどうするんですかね?」

お客さん「ああ、だいたい二ヶ月きっているのは売れ筋以外は、仕入れしないね。特に株主優待券とかで、人気のない優待券などは、有効期限が短いとなかなか買い手が見つからなくて焦ることがある。外食系の吉野家とかゼンショーや松屋のだと、捌ける自身があるけどね。」

私(運ちゃん)「そんなに都合よくお客が来るんですか?吉野屋に良く行く人とかが、期限前に買いに来るとか?でも、そんなに月に何回も牛丼食べに行く人いるんですかね?」

お客さん「店でお客を待っていても駄目だよ。うちの店での外食系の株主優待券の最大のお客は、タクシー運転手トラックなどの運転手、あと現場で働いている職人さんだよ。特にタクシー運転手は駅で集まっているのが確実だから、特に暇そうな日曜日とかに駅のターミナルへ出向いて、売りに行くんだよ。」

「特に吉野家、ゼンショー、松屋あたりは、買ってくれる運転手さん多いしね。あと、マクドナルドとかも売れる。期限が短いのなんか特にタクシー運転手さんに買って貰ったりする。結構、外食する人が多いみたいだから、、、。」

私(運ちゃん)「ああ、そうですね。外食する機会が多いですね。そうだったんですか。我々タクシー運転手だったら、外食系の株主優待券なら、需要が見込めますよね。この駅には、まだチケットショップ屋さん来た事ないみたいですけど、今度来て頂いたら、利用してみたいですね。」

お客さん「売りに行くといっても、大きな駅が多いからね。小さい駅だと少ししかタクシー泊まってないから、効率が悪いので、何十台も並んでいるような○○駅のような所へ売りに行く。これが我々チケットショップの最後の手段。」

★いやー、我々運転手が「期限間際の外食系株主優待券の一番のお客」だったとは知りませんでした。確かにどうせ食べに行くのなら、ディスカウントされた株主優待券買っても、お得ですしね。ただ確か、お釣りが出ない券が多いのだけが問題ですが、最低限のものを頼んでも、一枚くらいは使いますから、そこは問題なさそうです。それにしても、いろいろ考えられますね、商売している方は。

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タクシーには色々なお客さんが乗ってくるのと同様に、いろいろな出自の運転手がいます。中にはびっくりするような経験をしてきた運転手や、様々な仕事をしてきた運転手など、他の業界の従業員の方よりも、バラエティーにとんだ出身者が居ります。

そんななかで、運転手のKは、長い間アメリカに住んでいた経験があり、アメリカにフランス人女性との間に女の子がいます。彼は英語、フランス語のネイティブスピーカーで、彼から私(運ちゃん)は、いろいろな事を教わりました。

私(運ちゃん)「いやー、Kさん。まいっちゃったよ。スーバーCに、お客さん迎えに行ったら、外人さんで、英語だけしか喋れない。目的地に到着してから、お迎えにいったのだから、お迎え料金(迎車料金)分もメーター料金に入っているから、若干高くなっていたんだけど、外人のお客は「来た時と料金が違う」と英語で言う。」

私(運ちゃん)「私だって、あんまり英語判らないし、お迎え料金をうまく説明できなくて、困っちゃったよ。」

運転手K「ああ、お迎え料金なら、ピックアップ チャージだよ。ピックアップ チャージ。」

私(運ちゃん)「へぇー、ピックアップ チャージって言うんだ。全然そんなの知らないから、アップアップしていたよ。私にとって、アップアップ チャージだわ。」

というように、その他にも向こうのタクシーの習慣やら、生活やらで、色々な面で教えて貰いました。

このように運転手Kは、外人のお客さんでも対応できそうですが、実際需要は、ここでは少ないんですよね。都内なら、もう少しはあるかもしれないけど、それでも予約を入れられて、たいした所行かないと、予約時間の前から時間を空けてないといけないから、歩合給制の我々には辛い所です。

実際タクシー運転手は、他の小売店と違い、「差別化はできるものの、お客さんの需要が積極的需要ではなく、消極的需要」だから、売り上げが差別化により、倍増するということには、ならないんですよね。

前に「タクシー業界はレンタカー業!? 」を取り上げた時にアドバイスして頂いた、運転手のN・Tさんに言わせると、

運転手Kさんみたいに英語もフランス語もできても、わざわざ東京から、お客さんが、Kさんのタクシーを乗りに、電車やバスを乗り継いでやってくるとおもうか?これがラーメン屋だったら、テレビや雑誌に取り上げられたら、かなり遠くからでも、自家用車なり、電車なり、それこそ、タクシー使ってでも行くお客さんは、実際にいるけど、タクシー需要はまた、需要の質が違うからな。そこを勘違いしているのが、机の上で規制緩和を決めちまった、宮内さんよ。」

「大体、ラーメン屋は、一度に20~30人くらい捌けるけどよ。俺たちタクシーはワンメーターの客に、10分くらいをかけて走るしかねえから、一時間当たりの最高で稼げる金額は、手取額にするとホンの微々たるものよ。」

と語っていました。私(運ちゃん)は、運転手Kさんはもっと他に高収入の仕事があるのではないか?といつも思っていますが、Kさんの口癖は、

「仕事なんて、技術や技能、知識だけでない。チームワークとか何やら人間関係が煩雑な場所で、うまく立ち回らなきゃいけないからな。俺にはこちらのほうが向いているのよ。」

との人生観だそうです。

★人生いろいろ、決して収入だけではありませんが、やっぱり合理化しにくいタクシー運転手には、規制緩和は辛いです。

最近は日系外国人で日本に働きに来ている方多いですね。

今回は日系ブラジル人のお客さんに乗っていただいた時のお話を取り上げたいと思います。

ここ近年、BRICS諸国が、かなり経済が伸びてきていると聞きます。その中のブラジルも私(運ちゃん)が関心を持っている国の一つですが、このお客さんによると、ブラジルは強盗などの犯罪が多いので、その点、「日本は夜間に一人歩きしても、それほど危なくないのでいいですね。」と話していました。

こうして治安のことや、「欧米やブラジルでは、お酒の飲める、人の集まるパブやディスコテックなどが街に何件もあるけど、日本に余りないのは、日本人の性格が真面目だからなのか?」といった事や様々な事について、お話させていただきました。

そして、「多くの日本人が外国語の取得に困難を感じているという話題になった時、日系ブラジル人のお客さんは

「日本の人は、RとLの発音普段から区別していないからじゃないのかな?人間は、自分で発音ができて、初めて他人の音も、よく聞き分けられるようになると思う。」と言われていました。

確かにそうですね。日本では、ra ri ru re ro と la li lu le lo がごっちゃに使われているのが現状ですよね。そうゆう意味では、ブラジルはブラ``ジルと発音するべきなんですよね。

今後、日本でも新たに(ラ``リ``ル``レ``ロ``)という表記を付け加えて、学校で発音を習うようにしてはどうでしょうか?舌を震わして発音する(フランス語では舌を上の歯につける)という、これらのRが入った文字の発音と聞き取りができるようになれば、アルファベット外国語を話せる日本人は案外増えていくかもしれません。

★いやー、日系外国人のお客さんとお話しすると、色々学ばせてくれる事が多いです。このお客さんを送ってから、駅に戻るまでに、ずっとこの発音についてのお話のことを考えていました。

今回は、ベテランドライバーが無賃乗車されて、逃げられてしまった時のお話。

そもそも、タクシー運転手は、「無賃乗車」には、普段から警戒していますし、やられた場合、近くの警察署や交番に届け出る事にしており、また、犯人にしても、それほどメリットがない為、無賃乗車被害は、一般の方の想像ほど多くはありません。

また、ベテラン運転手は、これまで色々な場数をこなしてきており、注意するポイントなども心得ていますが、その点、新人運転手は接客要領を得ない為に、無賃乗車その他の被害に遭うのは多いといえます。

そんな中でも、ベテラン運転手Gは、運転手歴25年のベテランで、T交通というタクシー会社の中でも古参の方です。しかし、彼は先日若い男に無賃乗車されてしまいました。ベテラン運転手Gによると、「ちょっと油断してしまった」とのこと。そのシナリオは、

若い男性客「運転手さん、横浜桜木町まで、」

ベテランドライバー「桜木町までですか?一万三千円ほどかかりますが、大丈夫ですか?」

若い男性客「ええ、お願いします。その近くへ行ったら、また説明しますので、取りあえず桜木町方面へ行ってください。」

しばらくタクシーは走り続け、まもなく桜木町に着く手前辺りで、

若い男性客「運転手さん、俺、実は金持ってないんだわ。金は俺のダチ公に持ってきてもらうから、ちょっと携帯電話で呼ぶから、俺がこれから言う所まで、行ってもらえませんかね?」

ベテランドライバー「友達がお金持ってくるの?じゃ、その待ち合わせの地点まで行きましょう。」

若い男性客「ああ、お願いします。」

その後、片側二車線の、中央分離帯のある、ある地点で「ここにダチ公が来るから」ということで、車を左側に停めていたそうです。すると反対車線の同じ位置に一台の車に若い男二人が乗った車がやってきて、こちらに手を振ってきたそうです。

若い男性客「ああ、ダチ公が来た。反対車線に着やがった。ここ中央分離帯があるから、簡単に向こう側へ車移動するのはできないし、運転手さんちょっと待っていてくれれば、俺が横断歩道から、向こう側渡って、ダチ公から金を取って来るから、待っててくださいよ。」

と言って、横断歩道を渡って、向こうの車に乗り込みました。ところが、お金を持って戻ってくるどころか、向こうの車に乗り込むなり、そのまま走り去って行ってしましました。運転手Gはびっくりして、その車のナンバーを確認しようとしましたが、車の通行量が多く、その車のナンバーは確認できなかったそうです。

運転手Gの話「あの若い男と一緒に向こう側へお金を貰いに行けば良かったんだが、タクシーをこちらに残したままで心配だし、それにあの男の友達が実際に向こう側に来たという事もあって、油断してしまった。」との事。一緒に向こうまでお金を貰いに行けば、さすがに踏み倒されることは、なかったんでしょうけどね。

★いやー、「まさか踏み倒されないだろう」という状況の時の方が、逆にやられるのかもしれませんね。中央分離帯があるんじゃ、追っかけたくても追っかけられないですし、うまいことをやられたもんです。

今回お乗せしたのは、よく中国へ仕事に行かれる団塊世代のお客さん。

そのお客さんの語るところによると、今年のイノシシ年は、中国では、豚年ということで、向こうでは縁起が良いらしい。そして中国では豚とイノシシの区別がされていないということを聞きました。本当でしょうかね?

結局、お客さんは中国で、知り合いの中国人に、豚とイノシシの違いを一生懸命説明したが、「分かってくれなかった」らしいです。豚とイノシシは牙の有無とか有りますが、中国人にとっては、余り関係ないのかもしれません。絵に描いて「豚とイノシシは違うだろう?」と言うと「同じだ。」と言う。市中を走っている、豚を運搬する車の豚は、日本で見られる豚と一緒とのこと。どちらにせよ、豚、イノシシともに縁起が良いのだろうか?

そういえば、豚が縁起が良いという国が他にも有ったような気がします。確かドイツでも縁起物だったと記憶してます。まあ、中国では「三蔵法師」の話でも、猪八戒という豚が出てきますし、高僧に従うくらいだから、縁起がいいのでしょう。私(運ちゃん)は、中国の縁起物は「」だと思っていました。

さて、お客さんの話では、中国では縁起の良い豚年ということで、縁起の良い年に子供を生もうと、病院の産科は予約で何処も一杯だとの事。私(運ちゃん)が、すぐに思い出すのは、中国は「一人っ子政策の国ですが、一人しか生めないから、尚更縁起の良い年に生みたいという所だろうか。

ちなみに中国の農村では、最近は男子が生まれるまでは、子供を複数生んでいいらしい。都市部では、もし二人目を生んでしまうと、年収分に近いくらいの罰金を取られるとのこと。また、中国でも、余りの一人っ子政策の維持により、日本と同じように少子高齢化を心配する声があるようです。

★いやー、自分の知らない海外の話題を聞いていると、「タクシーやっていて本当に良かったな」と思います。不特定多数の方とお話をする機会があるのは、ある意味幸せですね。また、どこかで自分の知らない事を語っていただくことを楽しみにしてます。

ここ数年の規制緩和前より、タクシー運賃割引は主に二つあります。

一つは遠距離割引と、二つ目は身体障害者や知的障害者の方の為のいわゆる障害者割引(略して障割)です。遠距離割引は運賃9000円以上になった場合、このオーバー額の一割を差し引くもので、障割の方は、金額に関わらず一割引きとなります。

それで障割を受けたい方は、身体障害者手帳や知育療養手帳などの提示を運転手にしていただくと割引させて頂く事になっており、私(運ちゃん)のエリアでは知る限り、割引分は会社負担となっております。

ここ最近までは、この各種手帳を提示して頂いた上、手帳のナンバーを記録させて頂く様に会社の方から言われておりましたが、市の障害福祉課などから、「やはり障害者の方で、ナンバーをひかえられるのに抵抗がある方がいる」との理由で、殆どの会社は、運転手に「ナンバー書かなくてもいいよ。手帳を見せて貰えば割引きしてよい」との方針になりました。

ところが、ここにとんでもない運転手Sが、ナンバーを控えないのを良い事に、この制度を悪用するようになりました。どういうことかといいますと、

運転手Sがお客(健常者の普通の方)を乗せる→目的地に着き、料金を頂く→しばらくお客さんを降ろした所に留まり、お客さんが去っていってから、障割ボタンを押す

という手口で、料金の一割をくすねるようになったのです。最もお客さん自身には何も影響がありませんが、困ったのは会社です。(笑)会社は一割負担した上で、営業収入には数えてやらねばなりません。

そもそもこの手口は、タクシー運転手なら、みんな知っている事で、「あいつは、ちょろまかしているんじゃないのか?」程度の話はよくありますが、証拠がないので、問題になることは余りないのです。

しかし、運転手のSは、ずば抜けていました。

彼は夜専門の運転手(通称ナイト)をやっていて、一日の平均営業回数17~20回くらいですが、実にその九割以上の回数で、障割ボタンを押し、せっせと小遣い稼ぎをしておりました。(笑)それが何と半年にもなり、会社が気が付いた時には、横領分は何と22万円分にもなっていたというから、驚きです。

同僚運転手Uの話「一日営業して、その殆どの客がたまたま障害者の方の訳がねえだろう。北斗の拳のケンシロウなみに障割ボタン突きやがって、、、。最後にあいつは自分の秘孔まで付いて、会社を頸だ。」

「あいつは川崎まで行って一万七千円の料金を頂いた時も、しっかり障割ボタンを押して1700円浮かして弁当代にしていた。」

などなど、言われてました。

★いやー、私(運ちゃん)も一日営業していて、しかもナイト(夜専門で勤務時間9時間)よりも長い隔勤(勤務時間18~20時間)をやっているのに、一日で障害者の方をお乗せするのは一回か二回くらいしかないのに、殆ど毎回障害者の方だとして、いんちきしてしまうのには、ビックリです。

ちなみに運転手Sの会社は、営業収入の欄だけ気を配っていて、そんなに障割ボタンを押したということを気が付かなかったようです。ちなみに横領分は、返還させたそうです。



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タクシー運ちゃん
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タクシードライバー
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暢気なタクシー運転手。運転手やっていて色々とお客さんに教えてもらったことや、感じたことをカキコします。
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