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タクシー運転手の思ったことをカキコしていきます。また、投資に応用できる情報もあれば掲載していきたいとおもいます。
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どうもです。昨日は最後の乗務日の前の乗務日となりました。

前回お伝えしたように、タクシー乗務員を辞める事にしたのですが、辞めるとなると、これまでの思い出の数々が、頭をよぎります。

ところで、今日のお客さんからは、「タクシー料金値上げするんだって?自由競争しているのに逆行しているんじゃないの?」と質問されました。

「ああ、この方、またこの業界が、他のまともな業界と全然違い、最初から自由競争なんて、何処にもなかったことに気が付いてない方なんだ。ま、普通の方には無理もないが」と思いつつ、お話の相手をさせて貰いました。

こういった方に「タクシーは自由競争やっていないんですよ」と最初から説明しても無駄というもので、「そんなことはない」とか「タクシー会社も競争だから、苦しいはず」など、お客さんの頭の中で既に決め付けていることが多く、まともに話すだけ損なので、なんでも「それは会社の経営者の方針ですから、乗務員の私には分かりません。」というのが無難です。

おなじようなケースで以前、「タクシーって、自賠責入っていないのが、殆どなんだよね。」と某東証一部企業から乗ってこられた、お客さんがおりました。

運ちゃん「あのー、タクシー会社が入っていないのは自賠責でなくて、任意の方の対物保障だと思うんですけど」

お客さん「そんなわけない!!俺はタクシーが自賠責入っていないのを、ちゃんと知っている!!」と怒鳴るのです。

私は「いくらタクシーでも、自賠責入らないとできるわけないじゃないか。」と心の中で思っていましたが、この人と争うのは損だと思い、
「あー、じゃ、私の知らないところで、そういうことになっているのかも知れませんね。何しろ、保険の事は事務所の者がやっていますし、私は運転手なので、詳しいことは分からないものですから、、、、。」と逃げるのがオチでした。

さて、値上げの件なんですが、国土交通省は「タクシー労働者の生活向上の為」とテレビで放映しているのを視聴していました。
でも、国土交通省は、この問題の本質が単に値上げすればいいという問題でなく、歩合給制は維持するのに、車増やすのは自由だという根本的に間違ったところに問題があると理解していないのです

この値上げで、少しはマシになるかもしれませんが、また、タクシー会社が増車したら、元の木阿弥だということに気が付いていないのです。

運転手の生活苦しい(生活保護以下)→運賃上げる→会社は儲かるからタクシー増やす→今までより駅に長時間並ぶ→運転手の収入が減る→繰り返し
おまけに一般のお客さんの負担が増大し、なんでタクシーの規制を無くしたのか分からなくなる。

国土交通省には、これが理解できないんですよね。何しろタクシー会社は運転手歩合給制では、タクシーが一時間待ちでワンメーターのお客さんのケースでも、収益が上がるのですからね。車をまた増やすに決まっているじゃないですか。

最も、国土交通省の天下り先が、タクシー業界だということを考えれば、なるほど「タクシー台数規制するのは会社が儲からないから、運転手の賃金改善を理由に乗客に負担して貰う一方で、更に儲ける為にタクシー増やしちゃえ」と考えているのに相違ないと思います。
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いやー、どうもご無沙汰しておりました。

ここのところ、全然皆さんに新しい情報をお伝えする事ができなかったのですが、それも、タクシー運転手を辞めることになりましたので、ネタもなく、また忙しかったものですから、更新できませんでした。

タクシー運転手を辞めることになった原因は、また運ちゃんの営業している地区で、京○電鉄系のタクシー会社京○自動車交通がタクシー台数を増やしたので、辞める決心しました。

ただでさえ、最近一時間以上駅で待つ事が多く、時給換算で300円ほどの収入しか得られなかった訳ですが、前回からブログに紹介していた通り、会社はタクシーを増やして、「月45万可」など嘘を言ってでも運転手を確保するだけで儲かるわけですから、えげつなくも増やすのです。

結局個人的なことながら、毎月の収支が赤字となり、生活破綻状態となりましたので、残念ながら、今回のお知らせを以って終了とさせていただきます

まったく東証一部の京○電鉄の連結会社が、「自分さえ儲かれば、社会的にはどうでもよい」といった態度には呆れます。お陰で駅は、○○小学校(駅から2KM)すら、場所知らない素人運転手ばかりになりました。

それでも過剰投資の結果を従業員(運転手)個人が取る不思議な業界ですから、止むを得ません。「今後日本の社会がタクシー業界と同じような構造になって、疲弊して行くのではないかな?」と将来を危ぶみますね。

それより自分の事を決めるのが先決ですが(笑)

以上をもちまして、タクシー運転手ブログを最後と致します。有難うございました。
どうもです。今回取り上げるのは、「個人タクシー試験」についてです。

個人タクシーと言えば、我々タクシー会社勤務のタクシーから見れば、夢の夢。年収が一気に三倍近く増える(と言っても、場所によりますが600万円/年収くらい)ので、試験に受けられる条件なら、すぐにでも受けたい試験です。

さて、この試験ですが、実は非常におかしな試験です。それは、何かと言うと、ある運転手のいつも駅付けしている駅とは関係のない、とんでもない場所について答える地理試験があるからです。

例えば、横浜駅に付けているドライバーが、個人タクシーの試験を受けると、緑区の中山駅周辺の質問が出たり、平塚市周辺でやっている運転手に、座間駅周辺の地理を尋ねたりと、実用上意味の殆どないことばかりの試験なのです。

たしかに深夜たま~に、遠くの方へ行く事はありますけど、タクシー運転手に求められるのは、例えば、「ここからだと、R467藤沢街道を通って、○○経由して、何処何処方面まで行って、目的地の市町村に入ったら、お客さんに尋ねる」もしくは、カーナビの指示通りに走る(もちろんお客さんに断ってから)などを求められているだけで、何も平塚周辺の運転手に、座間市のとても小さい公園の地理を知って欲しいとは、お客は求めていない訳です。また、運転手も試験が終わったら忘れています。(笑)

この辺りが、とてもお役所的で通っていて、なるべく受験者を落として「個人タクシーになれる人を少なくしよう」という魂胆が丸見えなのです。

まあ、それというのも、年収250万くらいの運転手が個人タクシー運転手になると、突然王侯貴族(年収600万くらい)になってしまうので、簡単だと皆個人タクシーになるので、とても困るわけです。もちろん、困るのは、タクシー会社天下り先の一つとして確保しておきたい国土交通省と、タクシー会社からの政治献金期待している議員さんに他なりません。

★彼らの言い分は、個人タクシー試験を難しくしないと、質の悪いドライバーばかりになってしまうので、試験や受験資格を難しくしている」というのが言い分です。
しかし、私から見ると質の悪い原因は、歩合給で生活保護より給料が少ない事にあるのに、無線でとんでもない所に呼び出されたり、会社の都合で事務所勤務にさせられたり(歩合給なので、収入0。ただし、対外的には支払っているように帳簿を合わせている。)と、需給を無視した歩合給に原因が有ります。

質の悪いドライバーが原因なら、個人タクシーの参入は簡素化して、問題や苦情が多い個人タクシーは、免許を取り上げればいいだけの話ですからね。
個人タクシー試験の問題から見ると、自民党の方は、「自由化により、既得権益の打破により経済活性化させる」とか言ってますが、実は自分たちの既得権益は、しっかり守りたいみたいですね。(笑)
いやー、久しぶりです。運ちゃんです。
しばらくブログの更新をお休みしていました。
理由は、ここへ来て、この地区の某大手タクシー会社が大量にタクシーを増やしたため(もう勘弁してくれ~(@_@))、売り上げが規制緩和前から比べると半分にまで落ち込みまして、恥ずかしながら、生活の破綻を意識するまでになりました

今後、タクシーを続けられるか疑問ですし、お客さんの数も増えているわけではないので、ちょっと一人で考えていた所です。まあ、この危機が改善される筈もなく、「需給を無視して車を増やして会社が儲かる状態」が続く限り、タクシー運転手やっていること自体が無駄なのかもしれませんが、、、。

さて、本題の「タクシーは、年金生活者の仕事?」ですが、お客さんで、そう考えている方が多く居るみたいです。ですが、実際には「年金生活者がのんびりやれる仕事」というのは、大間違いです

理由は色々有りますが、まず、会社がのんびりされると嫌がります。無線を配車しても、「誰か他の人にやって貰って!!めんどくさいんだよ!!」くらいの運転手など会社が欲しいとは思いません。また、周りの運転手からも「○○さん、年なんだから辞めてくれないかな~」とか影口を叩かれます。

次は事故を起こした場合。年金生活者が、人身事故(重大事故)を起こした場合、それは悲惨ですね。年金で余裕がある人だとすると、残り僅かな人生(黄昏時)を、あなたなら刑務所で○年間も過ごしたいでしょうか?これは相当のリスクです。

最後に「タクシー強盗」に遭うのは、殆ど年寄り運転手と、女性ドライバーです。強盗にとっても、やりやすい相手から、お金を巻き上げた方がいいでしょうしね。こんな怖い思いをするリスクを、「ボケ防止の為にタクシーをやる」という運転手は少ないのです。

さて、それでは年金生活者でタクシーやっている人はいないのでしょうか?

いや、やはり居ます。ただし、現役と同じ境遇の方です。その殆どは「国民年金受給者」で、年金では、とても生活費が足りないので、現役と同じ「生活する為に働く」という意識でタクシードライバーをやっています。彼らの中には、「これじゃ、病気もできないよ。俺は運転しながら死ぬしか道はねえんだ。」と思い詰めて運転している人も居ます。ちなみにこの方は、元商店での酒屋をやっていた人です。

★需給を無視した台数増車は、利用者の方の権利と、運転手の権利を完全に無視していると思います。増やした挙句に「ドライバーの賃金が安すぎるから、料金値上げします」というのが、タクシー会社と国土交通省の言い分のようです。(笑)
この間、久しぶりに前にいたタクシー会社の運転手と出会いました。

久しぶりだと、会社の近況とか聞きたくなるんですよね。という訳で、出会った運転手Hと雑談をしたところ、何と運転手Mさんが自殺したとのこと。正直ショックを受けました。そしてまた、その原因を知ると何ともやるせない気持ちになりました。

直接の原因は、飲酒運転による当て逃げ事故。正直信じられない気持ちでした。

何故に飲酒運転をやったのかが、信じられませんでしたが、タクシー運転手としての将来を悲観して、酒浸りの日々だったようで、「もう、どうにでもなれ!!」とばかりに飲酒運転を繰り返したようだということをHさんから聞きました。

よく、「生活できない」と言う運転手に世間の人は、「魚の釣れない所で釣りしても仕方がないから、場所を変えたほうが良い」と転職を奨めたりしますが、そうは簡単に転職できない上、転職先の給料も、タクシー業界と似たり寄ったりでは、転職する意味がないんですよね。そもそも、特殊な知識や技能を持ってないから、運転手やっているのが普通ですから、他所でもスキルがない以上は、転職できたとしても、中小企業の最低賃金近辺で働かざるを得ず、それなら「タクシー業界に残るより仕方がない」となってしまいます。

本来は、タクシー台数過剰と言う資本投資の過剰の責任は、タクシー会社が取るのが当たり前だと思うのですが、その点は、運転手に転嫁され、国土交通省は、「自由化したから良かった」というだけで、この問題が本当に自由化されてないことに気が付かないです。今回の収入の悩みにより、自殺者まで出ているのに、問題の本質を知ろうとしない政府には、運ちゃんも怒りを覚えました。
美しい国日本」とは、何とも虚構の美しさだと私は実感しました。

今回の乗車されたお客さんは、ある会社経営の方(高齢者)。

最近は国の財政赤字と年金問題が、よく話題になりますが、この時のお話も、この問題になりました。

経営者の方「ここの所、国の財政が厳しいとか言うけど、今の国の年金政策って、間違えていると思うよ。」

私(運ちゃん)「いやー、私はまだ年金貰ってませんし、何処がどう間違っているか、検討がつきませんね。」

経営者の方「いやさ。わしは会社を経営しているんだけどさ、収入が多いからって、年金減らされるんだよな。何も金、金、言うつもりはないんだけどさ。やるだけやっている人の収入を減らすのも、おかしなもんだと思うな。」

私(運ちゃん)「はぁ、そうかも知れませんが、国も救済の意味のある年金だから、金銭的に余裕のある方には、生活費に働いたお金を当ててもらいたいんでしょう。」

経営者の方「いや、それだから、やる気と能力がある人が場合によっては「働く時間を制限して年金貰った方がましだ」という考えになり、結果的に社会も損している筈だと思うよ。大体、家に引き篭もっていると病気にもなり易いようだし、生涯現役で本人に見合った頑張りをすることが、健康にもいいと思えるけどね。」

私(運ちゃん)「確かにそれは言えていますよね。」

経営者の方「運転手さんの言うように、高額所得者にまで年金を支給していられないというのも、一理有るけど、その分ちゃんと支払ってきたんだから、一方的に減額はおかしいと思うな。」

私(運ちゃん)「そうですね。逆に家に引き篭もりになって、病気をよくするようになっても、今度は医療費がかかることになり、社会の損失かもしれませんね。」

経営者の方「だから、高額所得でも年金も減額しないとすれば、自分にあった働きで、世の中に貢献できる。問題は年取っているのに、そんなに金を貰っても、死蔵されたら、社会のためにならんわな。だから、わしなんか思うんだけど、高額所得者の年金は満額支給で、そのかわりに国が決めた割合を強制的に支出するというのが、いいんじゃないのかな。」

私(運ちゃん)「ほー、なるほど。ある程度の割合を強制的に何か買わせる訳ですね。」

経営者の方「そうそう、旅行で支出するのもいいし、百貨店で買い物するのもいい。これなら、ちゃんと物やサービスという対価を得ているわけだから、年金を高所得というだけで、減額されるのと違って、不足はないわな。おまけに金が廻る事になり、旅行業や、小売などの売り上げが上がる事になる。」

私(運ちゃん)「なるほど、国にとっても、また消費した先の会社の消費税だの従業員の所得税だので、結局税金も増えて、お金が戻ってきますね。

経営者の方「この方法だとこれから先、一定の国内消費が期待できるわけで、いい方法と思うけどな。でも、役人にはわからないだろうな。」

★いやー、年金を深く考えさせられました。高齢者で高所得者の年金を減らすのは、解りますが、やっぱり当人は不満でしょう。ネガティブなイメージがどうしても残る事でしょう。それを逆手に、満額支給して、その代わりに「国内で消費させる義務を持たす」なんて、良いアイデアだと思います。
ついでに私の考えだと、消費する先で、美術品や、貴金属や、高級車などで、また現金に戻しやすい物は対象外とするべきだと思います。金を死蔵させることになりますからね。現金に換金できないサービスか、換金しても著しく換金率が悪い商品の購入がいいと思います。
具体的には、旅行業や、小売で中古になると換金率が悪い物の購入。あとはマンションなども条件付きで購入してもらうのもいいですね。


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タクシー運ちゃん
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タクシードライバー
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暢気なタクシー運転手。運転手やっていて色々とお客さんに教えてもらったことや、感じたことをカキコします。
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